子供向け場所や建物を英語で説明する英語スピーキングアクティビティWhere am I?【小学生英語活動】
身近にある建物を英語で言えるようになり、それらの場所には何があって、どんなことができるのか英語で言えるようになる事を目標として授業、教材を紹介してきました。
今回はいよいよ自分で英語で表現できるようになるための英語活動を紹介します。
これまで学習した身近な建物や場所のについて簡単な英語で説明できるようにするアクティビティです。
このアクティビティーの目標は次の3つです。
- 自分がどこにいるのか英語で言えるようになる
- その場所には何があるのか英語で言えるようになる
- その場所では何ができるか英語で言えるようになる
最初の2つはこれまで学習してきたとこの復習です。
今回の活動を行う前に、基本的な建物や場所の名前を英語で言えるようにしておくことをお勧めします。
身近な場所や立てものを学習するためのビデオ教材は『身の回りにある建物や場所の名前英単語を覚える子ども向け英語ビデオ教材4選!』で、写真やイラストを使って指導したい場合は『身近な建物や場所の名前の英語をイラストやモザイククイズなどで指導できる教材!』で紹介しているパワーポイント教材がお勧めです。
こちらも参考にしてみてください。
身の回りにある建物や場所の名前英単語を覚える子ども向け英語ビデオ教材4選!
今回から”私の街”として身近な建物の名前や場所の英語名を学習、指導する際に使用できる英語学習教材、英語活動を紹介していきます。この単元では次のことを目標にします。公共施設など建物、場所の名前を英語で言えるようになる。それぞれの公共施設等で何ができるか英語で言えるようになる。簡単な地図を見て建物がどこにあるか前置詞を使って言うことができる...
1.場所や建物で何ができるか英語で説明する練習
2.英語スピーキングアクティビティWhere am I?とは?事前に必要なもの
3.英語なぞなぞクイズWhere am I?の2つのやり方と授業実践例
4.最後に
場所や建物で何ができるか英語で説明する練習
今回紹介する英語スピーキングアクティビティーWhere am I?を行う前に行うことをお勧めする活動があります。
子供たちにいきなり英語で話せと言ってもなかなかできません。
そのためスモールステップを踏むために別の活動を行い少しずつ慣れていくようにします。
身近な場所で何ができるか英語で言う
最初のステップとして考えられるのが、それぞれの場所で何ができるか英語で言えるようになることです。
そのために利用できるビデオ教材を『どこで何ができるか英語で言えるようになるための教材と英語活動』で紹介しているので参考にしてください。
まずは、"Can"などを使って"〇〇ができる"と英語で言ってみたり、"There is/There are"を使って"そこに何があるか"言えるように練習します。
"Can"の使い方を練習する教材やアクティビティーは『小学生だって能力を表すCan”~ができる”の意味、使い方が理解できるビデオ教材3選!』などで紹介しているので参考にしてください。
小学生だって能力を表すCan”~ができる”の意味、使い方が理解できるビデオ教材3選!
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簡単な英語を読んで場所を当てることができる
その場所について書かれた簡単な英文を読んでどこの事がわかるようになることも大切です。
この活動で使われた説明文を自分で説明するときに使うことが可能です。
まずは読んで理解できる。
そして"それを使って自分で言える"のステップになります。
この活動に利用できるパワーポイント教材も『どこで何ができるか英語で言えるようになるための教材と英語活動』で紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
英語スピーキングアクティビティWhere am I?とは?事前に必要なもの
ここまで子供たちができるようになったら、英語スピーキングアクティビティはWhere am I?に挑戦していきます。
最初からたくさんの事を英語で言うことは難しいかもしれませんが、練習していくことで少しずつ表現力が付いてきます。
英語スピーキングアクティビティーWhere am I?とは
日本語では、”私はどこにいる”と言う意味になる通り一人の子どもが身近な建物のを一つ選び、そこに何があるか、何ができるかを英語でクラスのみんなに説明し、他の子ども達がその場所を当てるという英語活動です。日本語を使ってしまうと答えがすぐにわかってしまうので、日本語禁止!常に、英語のみで挑戦しましょう。
英語スピーキング:Where am I?事前準備
何も準備しなくてもできますが、対象となるクラスの年齢が低い時は建物のフラシュカードを準備しましょう。
目で見れるのは小さい子ども達にとってとても大きな助けになります。
または、色々な場所の名前を『身近にある建物の名前や場所の名前の英単語80とそのカタカナ表記一覧表【基本英単語一覧】』で一覧にしていますので参考にしてみてください。
建物のイラスト付きフラッシュカードが必要な場合は以下のリンクよりダウウンロードできます。
引用サイト(外部リンク)
身近な建物フラシュカード英語入り(PDFファイル)
身近な建物フラシュカード英語なし(PDFファイル)
身近な建物ミニカード(PDFファイル)
英語なぞなぞクイズWhere am I?の2つのやり方と授業実践例
どのような流れでWhere am I?を授業で行うか簡単に説明します。
今回はクラスの英語のレベルに応じてできる2種類のWhere am I?について紹介します。
基本的な授業の流れは同じですが、場所を英語で説明する際の活動が若干異なってきます。
英語なぞなぞWhere am I?の説明をする
子ども達にどのような活動か説明します。
1人がどこかにいるという想定で、そこに何があって、何ができるかを英語で説明し、みんなでその場所を当てる活動であることを伝えます。
ヒントの出し方英語の例文を紹介する
子ども達の英語のレベルを考慮して2パターンの活動が考えられます。
1つ目は関連する単語を言っていく。
かなり昔、テレビ番組に連想ゲームというものがありました。
答えとなる場所から連想される単語をどんどんヒントとして言っていきます。
この連想ゲーム形式ににすると英単語だけでゲームができるので難易度が下がります。
そのため小学生でも気軽に行うことができます。
フラッシュカードや絵カードを見た子どもが、連想する英単語をを言っていきます。
- Tables
- Chairs
- Tea
- Coffee
- Drinks
- Cake
などです。そこにある物いる人(名詞)やできること(動詞)eat, drink, talk等を言っていきます。
この活動の利点は英語で文章を言わなくても良いので英語が苦手な子でも参加できます。
これまで学習した英単語の復習もでき、1回1回のゲームの後に子どもが言った英単語を確認していくと他の子ども達も学習できます。
2つ目のバージョンはきちんと英文でヒントをいうものです。
これまで学習してきたことを利用して英語の文としてヒントを出していきます。
フラッシュカードを見た子どもが、ある物、できることを英文で言います。
- There are many tables here.
(テーブルがここにはたくさんあります) - There are a lot of chairs here.
(椅子がここにはたくさんあります) - I see some people.
(何人かの人が見えます) - We can drink tea.
(お茶を飲むことができます) - We can drink coffee.
(コーヒーを飲むことができます) - We can drink different drinks.
(異なる飲み物を飲むことができます) - We can eat Cake.
(ケーキを食べる事ができます) - We can sit and talk.
(座って話をする事ができます)
などのヒントを英語で言う事ができます。
これまでに学習してきたことをフル活用してヒントを出していきます。
単語ではなく英文としてヒントを出すように努力してもらいます。
活動を始める前にこのように例を見せることで子供たちも同じ形の英文を使ってヒントを出すことができるようになります。
英文でヒントを与える場合は動詞が必要になります。
『【超基本】これだけは小学生に教えたい簡単な英語動詞100単語一覧!』では小学生でも知っておきたい英語動詞を一覧にしていますのでぜひ参考にしてみてください。
【超基本】これだけは小学生に教えたい簡単な英語動詞100単語一覧!
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答えを1人に見せてゲーム開始
まずは英語が得意だったり、恥ずかしがらず自分を表現することができる子どもを1人選びます。
最初の人がやるところを見て、他の子ども達もやれそうと思います。
自分のいる場所を英語で説明する
上の例のように提示された場所になにがあるのか、何ができるのか英語で伝えます。
例になかった単語や、表現が子どもから出てきたときは黒板に書いていきます。
次の子どもの手助けになります。
もっとヒントが欲しい場合は英語で聞きます。
英語が苦手な子はうまく説明できない時があります。
そんな時は聞いている子供たちからどんなヒントが欲しいか英語で質問するようにします。
- What do you see?
(何が見えますか) - What can you do?
(何をする事ができますか)
などのWHクエスションから簡単なYes/NOクエスションまで使えます。 - Can we eat something?
(何か食べる事はできますか) - Can we buy meat?
(お肉を買う事は出来ますか) - Are there any teachers?
(先生はいますか)
など色々な質問が考えられます。
活動中すべてを英語で行うことで少しずつ英語でコミュニケーションに慣れていき、少しずつ意思疎通が取れるようにしていきます。
わかったら答えを言う
わかったところで挙手をしてもらい答えを言ってもらいます。
他の子どもの中に出てきたヒント以外にまだ説明できる人がいたら言ってもらいます。
こうする事で、様々な表現を学習する事ができ、次の人がそれも使っていけます。
なるべく沢山だしてもらいましょう。
全員が挑戦できるように繰り返す
答えがわかったら次の子どもを選び、今の活動を繰り返します。
最後に
今回紹介したWhere am I?は会話力を付けるための活動です。
すぐにできるようになるのは難しいですが、コツコツこのような活動を続けていくうちに子ども達も英語に慣れ親しんできます。
今回紹介した活動のように簡単な英語のヒントを聞いて答えを考えるなぞなぞ形式の活動は非常にお勧めです。
市販のヒントカードを購入すれば空き時間に簡単に遊ぶことが可能になります。
授業時間の数にもよりますが、大人と違って、子ども達が英語に慣れていきながらなんとなく英語で会話できるようになるには3年程度必要になります。
しかし、継続していくと誰でもある程度話せるようになります。
文法などは中学校、高校に行ってから学んでもらっても遅くありません。
ここまで建物や場所の名前を学習したら学習したら学習プリント等を使って定着を確認してみる事をお勧めします。
身近な建物、場所をテーマにしたワークシートは『これまでの学習が身についているかすぐわかる!身近な建物英語学習プリント』で紹介していますので参考にしてください。
これまでもいくつか自分自身で英語を話す英語活動をを紹介しています。
それぞれの単元で異なる活動を紹介しています。
『【英語なぞなぞ】私の職業は?Who am I?ゲームで英語仕事/職業当てクイズに挑戦』や『面白い質問満載!Can you?君はこれができるか!?チャレンジャーは君だ!小学校英語活動』で紹介している英語でなぞなぞを作る活動は人気があります。
もっと基本的なところから英語のスピーキングアクティビティーを始めたい場合は家族をテーマに子供たちが英語で家族紹介をする活動を『超定番ファミリーツリー(Family Tree)を使って自分の家族を英語で紹介しよう』で紹介しています。
そちらも是非参考にしてみてください。
【英語なぞなぞ】私の職業は?Who am I?ゲームで英語仕事/職業当てクイズに挑戦
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それでは、よい一日を。
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