【大人気!】 英語アルファベットすごろくゲームでアルファベット26文字を見て発音できるようになろう!
今回は英語学習を始めた子供たちが楽しくアルファベットに親しみながら学習することができる英語アクティビティを紹介します。
英語を学習し始めた子供たちにはまず、次のステップを踏みながらアルファベットを学習していきます。
アルファベットを正しい発音で言えるようにする
アルファベットを読めるようにする
アルファベットを書けるようにする
1については、歌やビデオ教材を使い、聞いてそれを繰り返すことで学習できます。
子供向けのお勧めABCソングは『英語のアルファベット26文字を順番に発音できるようになる!小学生向け英語ABCの歌4選!』で紹介していますのでそちらをご覧ください。
英語のアルファベット26文字を順番に発音できるようになる!小学生向け英語ABCの歌4選!
英語の学習の最初の敵はアルファベットです。平仮名、カタカナ、漢字を日常生活で使っている日本人の最大の敵です。大人でさえ苦手意識があるものですから子どもにとってはさらに大きな敵です。初めて見る虫のような文字…最初のステップとしては書けなくたってOKです...
英語のアルファベットを見て、正しい発音で読めるようにする事が目標になります。
この目標を達成するために行うのが”アルファベットスゴロク”です。
書かれているアルファベットを正しい発音で読みながらゴールを目指します。
このアルファベットスゴロクを行う前に、アルファベットを聞いて正しい文字を選ぶ活動で文字で書かれたアルファベットに親しんでおくと今回の活動がスムーズにいくと思います。
聞いて文字をつないでいく線つなぎゲームは『簡単‼アルファベット26文字線つなぎゲームワークシート(dot to dot)!アルファベットを聞き取り線でつなごう!』で紹介していますので参考にしてみてください。
簡単‼アルファベット26文字線つなぎゲームワークシート(dot to dot)!アルファベットを聞き取り線でつなごう!
英語を学習し始めた子どもにはたった26文字ですが、アルファベットを覚えるのは大変なことです。将来的には当然アルファベットを大文字、小文字共に書けるようになってほしいですし、そのための練習もしていく事になります。しかし、小学生にはまずは聞いて、そしてそれを正しく発音することができるように指導していきます...
この他アルファベットを学習するための活動をたくさん紹介していますので参考にしてもらえたらうれしいです。
1. 子供向け英語授業でスゴロクを教材としてお勧めする理由
2. 英語ABCすごろくのルールと授業の進め方
3. 英語すごろくゲームを数段面白くするための一工夫
4. ABCすごろくを無料ダウンロードできる教材サイト
5. 最後に私の失敗談
┃子ども向け英語授業でスゴロクを教材としてお勧めする理由
特に英語学習を始めたばかりの子ども達を指導する時、英語スゴロクを教材として利用します。
まずは、その理由、どんな利点があるのか説明します。
子供向けの英語授業でスゴロクは最強な理由
みんながスゴロクのルールを知っている
英語という新しい言語を学習し始めた子ども達のストレスを少しでも軽減するために馴染み深いゲームを利用することで英語学習に集中できます。
楽しい!
どうせ勉強するなら楽しんでもらいたい。そう常々思っています。
スゴロクは単に英語の実力だけで勝敗が決まるのではなく、運の要素も大きいので、みんなで楽しんで学習できます様々な単元で使用できる
勘のよい方ならお気づきでしょうが、スゴロクって様々な単元で使えるんです!!
動物、体の名前、文房具・・・など他のテーマを学習するときもスゴロク使えます。
新しい単語を覚える際に単に反復練習をするのは退屈ですよね。
スゴロクだと子ども達が楽しみながら学習することができます。無料で利用できるスゴロク教材がたくさんある!
私はそれぞれのテーマのスゴロクを一年目に自作しそれを毎年使っています。
ネットには多くの方がスゴロク教材を無料でシェアしてくれています。
それを利用することで教材準備の時間を短縮することができます。
このページの後半に無料のアルファベットすごろくがダウンロードできるサイトのリンクを載せています。
一年目は準備が必要なものが多く大変ですが一度きちんと準備をしておけば2年目からは格段に準備が楽になります。
これを読まれている英語を教える事になった教師の皆さんぜひ頑張ってください。
新出英単語を楽しく反復練習するための英語アクティビティ”Word Box”も小学生には人気がある活動です。
『小学校英語で習う700単語をみんなで楽しみながら学習できる秘密の英単語暗記法!WORD BOXを作ろう!』を参考にしてみてください。小学校英語で習う700単語をみんなで楽しみながら学習できる秘密の英単語暗記法!WORD BOXを作ろう!
英単語を覚えたって英語を話せるようにはならない?!よく聞きませんか。これって少し違います。英単語を覚える事がすべてではないという事は理解しますが、ある程度英単度を知らないと話せるようにはなりません。まして、小学校や中学校で教える英単語は基本中の基本です。学習指導要領の改正で小学校では約700単語を教えることになるようです...
┃英語ABCすごろくのルールとやり方、授業の進め方
最初に最も大切なことを書きます‼
年齢が小さくなると子ども達はスゴロクの勝ち負けにとてもこだわります。
当然、勝てることに越したことはないのですが、勝つことが一番の目的ではないことを伝えてください。
特にスゴロクは運の要素も含まれるゲームです。
一番大切なことはこのスゴロクを通してアルファベットを読めるようになること‼
たとえスゴロクには負けたとしてもゲームが終わった時にアルファベットが読めるようになった子どもが本当の勝者です。
これを始める前に子ども達と共有しましょう。
英語のアルファベットすごろくって?とイメージが沸かない方のためにまず一つ教材例を以下に載せます。
記事の後半に無料でダウンロードできるリンク(外部リンク)も載せていますので授業で使用されたい方はそちらからどうぞ。

子供向けの英語アクティビティABCスゴロクのやり方、手順
3から5人のグループを作る
私は基本4人組を作ります。
その時のクラスの人数で3人のグループができたり5人のグループができたりはします。
グループの数だけスゴロクの台紙とサイコロが必要になります。
事前準備として用意しておきます。
駒は消しゴムなどでもよいです。
私は専用の色違いの駒を紙で作り利用しています。ジャンケンをして順番を決める
ジャンケンが一番平等にさらに素早く順番が決まります。英語すごろくゲームスタート!
ルールは普通のスゴロクと同じ。サイコロをふって出た数だけ進む。
そして、止まったところに書いてあるアルファベットを声にだして言う。
最初にゴールした子どもの勝ち
┃英語すごろくゲームを数段面白くするための一工夫
目標は子ども達がアルファベット26文字を正しく読めるようになることなので私は一工夫します。
ほんの少しの工夫がその活動を劇的に良い方向にもっていく事ができることがあるので、いろいろ工夫してみてください。
英語ABCスゴロクをより面白くするための2つのルール
正解したらその場にとどまることができるが間違えた場合は一コマ戻る
一コマ戻ることで間違えた文字をもう一度答えないといけない可能性が出てきます。
よって子ども達は他の子どもの答えを聞いて自分の時は間違えないようにしたり、間違えた文字を覚えようとします。スゴロクのコマ数が少ない時はサイコロの目が1、2、3しかないものを使う
使うスゴロクにもよりますが、サイコロの目が6まであるとすぐにゴールしてしまう時があります。
又は、子どもによっては答えがあっているのかも曖昧にしとにかく早くゴールしようとしたりもします。
それでは、子ども達は喜びますがよい学習にはなりません。
私は折り紙を使って自作で紙のサイコロを作り、目を1と2と3だけにしています。
この特別なサイコロで単純に2倍は答えることになりますよね。
ルールを変えることで同じ教材でも成果がかなり変わってきますので、自分のクラスに合わせてルールを変えてみましょう。
┃英語ABCすごろくを無料ダウンロードできる教材サイト
インターネット上には多くの英語スゴロクがありますので検索してみてください。
上記画像のスゴロクは以下のリンクからダウンロードできます。(もちろん無料です)
教材引用サイト(外部リンク)
The alphabets board games! Let's play a board game!(要無料会員登録)
スゴロクの台紙をダウンロードして自分だけのスゴロクを作ることも可能です。
自分で作るとそのクラスのレベルに合わせることができるという利点があります。
”board game blank template free download”
などと検索をするとたくさん見つけることが可能です。
また、例で紹介した英語スゴロクはアルファベットがランダムに並んでいますが、アルファベットを学習したばかりの場合はアルファベット順の英語スゴロクを使用する事でアルファベットの順番も一緒に学習することが可能になります。
アルファベット順の英語スゴロクは以下のリンク先より無料でダウンロードできます。
引用サイト(外部リンク)
アルファベット順英語スゴロク台紙大文字(要無料会員登録)
アルファベット順英語スゴロク台紙小文字(要無料会員登録)
┃最後に私の失敗談
当然ですが私もこれまで何度も授業で失敗をしてきました。
そして、きっとこれからも沢山失敗するでしょう。
失敗したらその都度より良いものへと改善していきます。
ここで私の失敗談を紹介します。
先にも書きましたが、何とかごまかしながら反復練習させたいと思い少し長めのスゴロクを使った時です。
使用したスゴロクの画像はこちら
子ども達自体まだアルファベットの基礎がしっかりと身についていなかったため、間違えを連発し、なかなか前進できない状況になり20分過ぎあたりから飽きてきてしまう子どもが出てきてしまいました。
何の工夫もなく面白みのないテンプレート。
さらに、ゴールに着実に近づいていくということが低学年の子ども達にとってはモティベーションになります。
それを感じることができなく学習意欲が低下してしまったというわけです。
私が少し欲を出したがために子ども達に少し退屈な時間を過ごさせてしまいました。
教材選びは大切だと学習しました。
何より子ども達が楽しめば繰り返し学習します。
繰り返し学習すればその分だけ身にもつきます。
とても大切なことですよね。
海外で有名なボートゲームと言えば”Monopoly”です。
小学生には少し難しですが、日本の人生ゲームの様なボードゲームで家族や友達と楽しむことができます。
小学校高学年、もしくは中学生を指導しているのであれば教室に1つ置いて置くこともお勧めです。
このほかにもアルファベットを覚えるためのアクティビティーを『子ども達が大喜び!ABCアルファベット隠し文字を探せ!』で紹介していますのでもしよかったら参考にしてください。
アルファベット26文字を学習できる英語活動は沢山あります。このサイトだけでも10以上の教材や指導方法を紹介しています。今回ここで紹介するのは幼児や小学校低学年向けの簡単な英語活動です。小学校高学年になると子どもっぽすぎて向いていないと思われます。その場合は他のページで紹介している以下の活動をご確認ください。以下の教材例の他にも英語アルファベット教材、活動例一覧よりすべての英語活動をご覧いただけます。...
アルファベットを一通り学習し、そろそろ目標の3、アルファベットを書けるように練習していこうと思われている方は『【保存版】アルファベット26文字の正しい書き方、書き順一覧表(大文字、小文字)となぞり書き練習プリント』でアルファベットの書き順やそれを練習できる学習プリントを紹介していますのでそちらを参考にしてみてください。
【保存版】アルファベット26文字の正しい書き方、書き順一覧表(大文字、小文字)となぞり書き練習プリント
日本人は小学校の一年生から平仮名、カタカナそして漢字を学習し始めます。そして、文字をきれいに書くために大事なことの一つとして書き順を重視します。書き順はその文字を上手に書けるようにできていますのできちんとした書き順で複雑な漢字でさえ覚えていきます。実はアルファベットにも書き順があります...
みなさんも失敗しながら学んで素晴らしい活動ができるようになることを願っています。それでは、良い一日を。