朝や帰りの会・英語の授業で簡単にできる英語スピーキングアクティビティー【小学校英語活動アイディア】
人はどうして言葉を話すのでしょうか。
それは、言葉を使う事によって他の人とコミュニケーションをとる事ができるからです。
言葉という道具を使ってお互いの事を理解することができます。
同じ言語を使えないと深く理解しあうことは難しくなります。
世の中には多くの問題が存在しますが、そのほとんどがコミュニケーション不足からくる、お互いがきちんと理解できない事が理由になっているのでないかと感じています。
グローバル社会になり、私たちも国籍の違う人たちと出会う機会が増えてきました。
英語を全員の人が学習する理由の一つが、英語を話すことでコミュニケーションを他国の人ととることができるようになるからです。
私が子ども達に英語を教える場合もそうです。
習った事を使ってコミュニケーションが取れるようになってもらう事が目標です。
このサイトでも、0から英語を少しずつ教えていく想定で、教材を紹介してきました。
英単語だけでなく『文房具をテーマにした英語の授業で小学生に教えたい英語の表現(文法)3つ!』で紹介している簡単な英語文法やフレーズを学習してきました。
まだまだ子ども達は英語を使ってコミュニケーションをとる事は不可能です。
しかし、習ったことを使って1文でも2文でも英語で話すようにすることが大切です。
今回は話す力をつけるための、英語で表現する力を育てるために小学校英語で簡単にできるイラストや写真を利用したスピーキングアクティビティーのやり方を紹介します。
毎日の活動で英語を使い英語力を高める方法~習慣化が大切~
まずは英語を習い始めて1,2か月の小学生でもできる英語を使った表現活動を紹介します。
これまでに学習したことを使い、少しずつ英語で言えることを増やしていく事が大切です。
どの活動も日常生活に取り入れて毎日行うことで確実に子供たちは理解し使うことができるようになります。
毎日の挨拶を英語でやり取りする
まずは毎朝の挨拶や帰りの挨拶を英語で行ってみてはどうでしょうか。
Good morning!
How are you?
I'm great, thank you and you?
I'm fine, thank you.
などは英語で可能です。
ほとんどの教師の方が行っていますが授業の初めの挨拶を英語で行うだけでなく毎日の活動に組み込んでみましょう。
簡単な英語の挨拶を学習できる英語の歌などは『【最強】毎日使う英語の挨拶を歌いながら覚えられる子ども向け英語の歌3選!』で紹介しているので参考にしてください。
【最強】毎日使う英語の挨拶を歌いながら覚えられる子ども向け英語の歌3選!
幼児や小学生に英語を教える際の教材として英語の歌は非常に有効です。特に幼児や小学生はまだ英語を読んだり、書いたりできないことが多いです。その場合は、英語をたくさん聞くことが大事になります。意味が分からなくても、映像を見ながら聞こえたように繰り返す事で、英語独特の音を自然と学習できます...
毎日の出席を英語でとる
時間はすこしかかってしまうのですが、全員の名前を呼びます。
自分の名前が呼ばれたら、”I'm here”と答えるように教えます。
また、欠席している子どもの名前を私が呼んだときは、He(She) is not here today.と答えてもらっています。
日付や天気を毎日英語で確認する
日付や天気の学習を終えたら、これらも毎日朝の会で聞きます。
どのクラスも当番さんがいると思うので当番さんの仕事にして毎日交代で行うと全員が練習することができます。
What day is it today?
=It's Monday.
What date is it today?
=It's the 10th of May.
What is the weather like today?
=It's sunny.
などです。
授業でこれらのトピックを指導する場合の活動例を以下のリンクで詳しく紹介しています。
参考記事
英語の曜日や月について
→英語の曜日や月の名前学習用子供向けワークシート3選!と教室掲示用教材
英語での日付の言い方
→英語での日付の書き方、読み方、表記の仕方と序数字と西暦の英語での読み方一覧!
天気の英語表現について
→天気天候の種類を英語で言えるようになる英語の歌・ビデオ教材5選!英語で今日の天気を答える
写真やイラスト/絵カードを使って英語力を高めるアクティビティー
授業中に簡単にできるスピーキングアクティビティーを紹介します。
今回は誰でも簡単に準備ができるように写真やイラストを利用するアクティビティー3つです。
絵カード/フラッシュカードを使って英語で質問し、英語で答える
授業の最初の5から10分を使って行える英語絵カード/フラッシュカードを使った復習の方法があります。
一番簡単なのが、教師が絵カード/フラッシュカードを見せてそのカードについて質問して、子どもが英語で答える活動です。
最も簡単な質問は、フラッシュカードを見せてWhat is this?と聞く質問です。
子ども達はIt's a pencilなどとフラッシュカードを見て答えます。
慣れてきたら子どもにフラッシュカードを渡して、質問してもらいます。
すぐに、子ども達だけで、質問し答えられるようになります。
カードを手にした子どもは、その写真に適切な質問を考えます。
現時点では、”What is it?”→”It is a/an ......”であったり、物が2つ以上書かれている場合は”What are they?”→”They are....”といった質問と答えになります。
この活動は数回練習するだけですぐにできるようになります。
教師が質問をして答えること授業では多いですよね。
ですが、質問に答えることができる子どもは多いですが、質問する立場になると困ってします子どもがたくさん出てきます。
正しく質問することは難しいです。
絵カードやフラッシュカードのように何か一つだけカードに載っているものならば質問は簡単で限られてきます。
色々な表現が可能な絵カードを利用して英作文をする活動
そこで慣れてきたら、いろいろなものが写っている写真などを利用します。
子供たちが色々な事を質問したり答えたりできるものがいいです。

例えば上のようなイラストを黒板に貼ってみます。
子どもを一人指名して、質問を自分で考えて言ってもらいます。
イラストの一部を指さして、What is it?やWhat are they?と聞いてもいいですし、What color is the eraser?などと色を聞く質問もできます。
さらに、How many crayons?などと写真に写っているものの数を聞くこともできます。
文房具の数だけでなく形や色なども聞きます。
参考記事
色の名前学習用英語の歌
→【幼児/子供向け】英語の色の名前を楽しく学習できる英語の歌教材5選!!
形の名前英語の歌
→子供向け英語の歌で平面図形の名前英単語を覚えることができる学習ビデオ教材!
物語を作ったり英作文ができるイラストや写真を使った活動
ここまで紹介した2つの活動は基本的に簡単な英単語などを答えるものでしたが、もう少し複雑なイラストや写真を利用することで物語を作ったりすることも可能になります。

このような教室の写真を使うとさらに質問のバリエーションが増えます。
How many students/teachers/desks...?
場所を表す前置詞を習っていれば、Where is the map? やWhat are on the desk?などと場所を聞く質問もできるようになってきます。
写真のように何人も子どもが写っている時は一人一人に名前を付けると質問しやすくなります。
表情をみて気持ちや気分を聞くこともできます。
さらに、動作動詞を学習していればそれぞれの子供たちが何をしているかなどを英語で聞いたり、話したりできます。
ここまでくるとこのイラスト1枚から英語でストーリーを作ることも可能になります。
参考記事
場所を表す前置詞について
→イラストで意味がイメージできる”場所を表す前置詞”一覧表と無料小中学生向け学習プリント&英語アクティビティ3選
気分や気持ちについて
→気分や気持ちを表す英単語学習用子ども向け英語の歌・ビデオ教材5選!
動作動詞について
→【超基本】これだけは小学生に教えたい簡単な英語動詞100単語一覧!
絵本や紙芝居を利用して英語で物語を作る
写真を使った英語活動は色々できますので是非活用してみてください。
この活動で使うイラストや写真は絵カードや、フラッシュカードでなくてもOKです。
図書館から借りてきた本や、紙芝居も使えます。
英語のものでなくても構いません。
イラストがあればこの活動ができます。
将来的に子ども達には英語の本を読む活動もしていきたいので、クラスに簡単な英語の絵本などをそろえておくと、子ども達の興味も英語に向いていきます。
最初は読めなくてもいいんです。
その絵本を見て、触って、親しんでいくうちに少しずつ読めるようになっていきます。
市販の英語教材や教科書で有名なオックスフォード大学の出版社が絵本の子ども向けの絵本を出版していますので、興味がある方はチェックしてみてください。
最後に
英語でコミュニケーションをとれるようになるためにはどのような活動をしていけばいいのか。
これは私自身の課題でもあります。
授業内でもなるべく子ども達に英語を話す機会を作ろうと努力しています。
まずは、クラスルームイングリッシュから授業の中で使っていくこともおすすめです。
『小中学生が授業ですぐに使える20の教室英語表現集、フレーズ一覧まとめ』では子供用、『英語が苦手な小学校教師が今日から英語の授業で使える教室英語25選!』では教師用のクラスルームイングリッシュを紹介しているのでこちらも参考にしてみてください。
小中学生が授業ですぐに使える20の教室英語表現集、フレーズ一覧まとめ
限られた英語の授業の中でいかに子どもたちが英語を使うチャンスを増やすかは教師にとって課題です。英語を習い始めた子ども達のクラスで私が行っているのは、教室内の会話を少しずつ英語にしていくというものです。簡単な指示や質問を英語でしたり、子ども達も簡単な応答を英語でする場面を少しずつ増やしていきます...
楽しみながらさらに身に付く英語学習をこれからも探求していきたいと思っています。
それでは、今日も良い一日を。
気持ちを新たに苦手な英語を克服したい方に!
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