小学校英語で小学生が楽しみながらできる英単語を使った英語活動アイディアとそのやり方
英語の時間を楽しんでもらいたいと常に思っています。
英語はどうしても英単語であったり、文法など暗記する部分が非常に多いので楽しんでもらうには工夫が必要です。
今回は習った英単語を使って教室でできる英語アクティビティーとそのやり方などを紹介します。
学習指導要領によると小学校では700単語前後を目標に英語を学習していきます。
小学校高学年になればかなりの英単語を知っていることになります。
そんな学習して覚えた英単語を使ってできる英語アクティビティーです。
これまでも英単語を使った英語アクティビティーを紹介してきました。
どの活動も学習したことを思い出しながら英単語を使うことで定着させることが目的です。
『授業での楽しく英単語学習!小学生が英単語を簡単な英語単語ゲームで復習、暗記する!』で紹介したアップルゲームは黒板があればできる英語アクティビティーです。
室内だけでなく野外でもできる英語スカベンジャーハントについては『スカベンジャーハント(Scavenger hunt)を英語の授業で行うやり方』で詳しく紹介しています。
スカベンジャーハント(Scavenger hunt)を英語の授業で行うやり方
子ども達に英語の活動を楽しんでもらいたいと考える方は多いと思います。楽しい英語活動を探したり考えるのは非常に大変です。また、春先の天気が良い日に野外でできる活動を考えたことはありませんか。今日紹介するのは、野外英語活動”スカベンジャーハント”(scavenger hunt)です。スカベンジャーハントは室内でも野外でもできる...
さらに、子供に人気のカードゲームUNOを利用した英単語アクティビティーも『アルファベットUNO(ウノ)カードを使った英語活動アイディア3選!!』で紹介していますので是非参考にしてみてください。
アルファベットUNO(ウノ)カードを使った英語活動アイディア3選!!
有名なカードゲーム”UNO”はご存じでしょうか。子供のころに夢中になったことはありませんか。今日は、その”UNO”を利用した3種類の英語アクティビティーを紹介したいと思います。今回の英語アクティビティーを通して学習できることは次の3つ...
1.小学英語英単語学習アクティビティー”リンキングワードゲーム”
2.大人数でも全員同時にできる、英単語学習ワードゲーム個人戦
3.英単語学習リンキングゲーム個人トーナメント戦
4.英単語学習リンキングゲームチームリレー
5.最後に
小学英語英単語学習アクティビティー”リンキングワードゲーム”
リンキングワードゲーム”の概要、ルールややり方を紹介します。
英語英単語学習ゲーム!リンキングワードゲームのルール、やり方
まず、最初のアルファベット1文字を決めます。
ゲームが始まると、そのアルファベットから始まる英単語を一つ書きだします。
例えば、”B”の場合”Bear”などとなります。
次に、最初に書きだした単語の最後の文字で始まる英単語を考えて書きだします。
”Bear”の最後の文字は”R”なので”R”で始まる英単語を考えます。
”Red”などが候補になります。
このように、書きだした英単語の最後の文字で始まる英単語を考えては書いて、単語をつなげていきます。
これを繰り返し、最初に決めた単語数だけリンクできた人が勝ちになるゲームです。
例としては以下のようになります。
Bear-Red-Dog-Goat-Tree-Ear-Rabbit-
ゲームをより面白くするルールとして同じ単語を何度も書くことは禁止にします。
このリンキングワードゲームを使っていくつかの英語活動が考えられます。
それを詳しく次の章以降で紹介します。
大人数でも全員同時にできる、英単語学習ゲーム個人戦
最初に紹介するのは個人、個人が同時に行う”リンキングワードゲーム”です。
クラスに子供が何人いても同時にできるので人数が多い場合にお勧めです。
制限時間内にいくつ英単語をつなげる事ができるか挑戦します。
英単語学習活動リンキングワードゲーム個人戦ルールとやり方
一人一人に紙と鉛筆を用意してもらう
専用のリンキングワードゲームプリントを作成しても良いのですが、制限時間やクラスの英語力によってどれくらいの単語がつなげられるか異なるので、私は白の紙、もしくはノートの一部を使ってもらうようにしています。
教師が最初の文字を指定する
全員が紙と鉛筆の準備ができたら、リンキングワードゲームのやり方を説明し、教師が最初のアルファベットを選びます。
適当に一つ出してみましょう。
アルファベットの書かれた紙などから引く抽選する方法も盛り上がると思います。制限時間内にいくつの英単語をつなげられるか挑戦
子ども達の英語のレベルにもよりますが、小学生なら5分程度時間を挙げると20単語程度は単語をつなげる事ができると思います。
一番多くの英単語をつなげる事が出来た人の勝ち
一番数多くの英単語をつなげる事が出来た人が勝ちになるのですが、難しいのがスペルのミスです。
特に最後の文字を間違えていると残りすべてがつながらないことになってしまいます。
そこで、スペルのミスはその英単語だけ間違えにすることをお勧めします。
正しく書いた単語の数からスペルのミスがあった単語の数を引いたのが最終的なポイントになります。
リンキングワードゲーム個人戦の利点
最初にも書きましたが、子ども達全員が同時に活動することができる点です。
チーム戦や対抗戦などにするとどうしても待たないといけない子供ができてしまいます。
この個人戦方式は全員同時に活動できるのでクラスの人数が多い時に有効です。
英単語学習リンキングゲーム個人トーナメント戦
次に紹介するリンキングワードゲームは個人戦ですが、トーナメント方式で行い英単語リンキングチャンピオンを決定します。
英単語学習活動リンキングワードゲームトーナメント戦やり方
トーナメント表を作る
クラス全員参加のトーナメント表を作ります。
作り方はそれぞれお任せします。
人数が多い時は2人の対戦ではなく3人で対戦にするとよいと思います。
黒板が2個ある場合はそれぞれの黒板で2人もしくは3人同時にできるので工夫してください。
人数を増やすと同時に終わる時など判定が難しくなるので他の子ども達にもしっかり見てもらうようにしましょう。2,3人でリンキングワードゲームをする
ここで、トーナメント方式の場合は待ち時間が発生するので、私は、時間制限ではなく単語数で区切るようにしています。
つまり、最初のアルファベットを紹介してから早く5単語つなげた人が勝ちなどと言うことにします。
これまでの経験上5単語程度が短時間で勝負がつくのでお勧めです。
当然英語のレベルが上がってくれば10単語などにしても良いと思います。チャンピオンを決める
トーナメント表の組み合わせの通りに決勝戦まで行いリンキングワードゲームチャンピオンを決定しましょう。
英単語学習リンキングゲームチームリレー
最後に紹介するリンキングワードゲームはチーム戦です。
チーム戦と言っても一つの紙にアイディアを出し合って書くものではありません。
黒板を利用してリンキングゲームをします。
英単語学習活動リンキングワードゲームチーム戦
クラスをチームに分ける
一度に全チーム対抗戦で行いたい場合は黒板を使いたいので3チーム程度にするとよいと思います。
4チーム以上作る場合は、2チームずつの対抗戦をするようにします。リレー式リンキングワードゲームで勝負を決める
教室の中央にスペースを作りチームごとに並んでもらいます。
教室の大きさによりますが、黒板から数メーター離れたところに一列に並んでもらいます。
このチーム戦はリレー方式で行います。
最初の子どもが黒板に行き最初に与えられたアルファベットで始まる英単語を書き、チームに戻り、次のチームメイトがその前のチームメイトが書いた英単語の最後の文字から始まる英単語を書きます。
この繰り返しで、制限時間内に多く数多くかけたチームが勝ちか、個数を決めて、決められた戸数の英単語を先に書いたチームの勝ちにします。
チーム戦で行う利点
チーム戦は待ち時間が多くなるので一見デメリットばかりあるように思いますが、利点もあります。
教室内を動くことができるので、楽しいこと。
前の子が書いた文字を見てから自分で次の単語を考えないといけないので、少し難しいこと。
自分がすぐに次の単語を書けないとチームに迷惑が掛かってしまうというプレッシャーがあること。
プレッシャーがかかるので全員真剣に取り組みます。
基本的に自分の番でない子はヒントを出したりはできないようにします。
しかし、英語が苦手な子の場合は日本語をヒントとして出せるようにするとよいと思います。
少し難易度は上がりますが、英単語の最初の部分か最後の部分のカードを引いて英単語を考えるゲームで練習することですぐに英単語が出てくるようになります。
最後に
今回は、英単語を授業で楽しく使いながらできる英語活動リンキングワードゲームを紹介しました。
英単語をスペルとともに学習するためにはハングマンやボグルが子供たちに人気があります。
ハングマンについては『【簡単】英単語の綴りを楽しく英語の授業で覚えるための英語ゲーム”ハングマン”のやり方と無料教材5選!』でルールなどを紹介しています。
ボグルはランダムに表示されたアルファベットを使って英単語を作っていく英語アクティビティーです。
こちらも子供たちに人気があります。
『小学生から大人まで楽しめる英単語ゲーム”Boggle”(ボグル)の無料教材とやり方』で詳しく紹介しているので是非参考にしてみてください。
小学生から大人まで楽しめる英単語ゲーム”Boggle”(ボグル)の無料教材とやり方
小学校の英語の授業でできる英単語学習を楽しくできる英語アクティビティーを探していませんか。英単語の学習というと暗記というイメージが強く退屈な感じがします。英単語を使えるようにするには暗記しないといけませんが、小学生には楽しく英語を学習してほしいと思っています...
この他小学生にはツイスターゲームが人気があります。
色の名前や体の部位の英単語を学習する事ができるのでお勧めです。
『コロナ禍でも家、教室でできるツイスターゲーム(Twister game)を英語で挑戦!ルールやちょっとした工夫も紹介』で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
コロナ禍でも家、教室でできるツイスターゲーム(Twister game)を英語で挑戦!ルールやちょっとした工夫も紹介
日本の子ども達が良く遊ぶ”あそび”があります。そして、海外の子供たちがよく遊ぶ”あそび”もあります。そんな海外の子ども達が実際に遊んでいる遊びを英語の授業で遊んでみる事でより楽しく英語が学べ、さらに異文化に触れあうことができます。今日は海外の子ども達に大人気”ツイスターゲーム(Twister)”という英語ゲームを紹介...
みなさんの参考になればうれしいです。
それでは、今日も良い一日を。