英語のアルファベット発音、読み方をカタカナ/ローマ字表記で紹介【英語の発音記号が読めない方用】
学習指導要領の改正で突然英語を指導することになった教師の方のほとんどが英語を教えた経験はないと思います。
英語を苦手とする方も多いのではないかと予想しています。
特に英語を発音しないといけない場合はハードルが上がりますよね。
今日は、そんな教師の方のために、英語のアルファベットの発音をできるだけわかりやすくカタカナで表記してみます。
一番良いのは、発音記号を読めるようになることですが、そこまでは多くの時間がかかり大変です。
最近は、このサイトで紹介しているようにビデオ教材など英語の発音を聞くことができる教材が多くありますのでそれらを使う事で教師の発音はそこまで重要でなくなります。
しかし、英語活動をしていくとどうしても教師が英語を発音しないといけない場合が出てきます。
そんな時に参考になるように説明しています。
日本人が苦手な発音についてはビデオをつけてみてわかるようになっていますので是非参考にしてみてください。
発音を上達させる方法としてリンキングについて学習する事も大切です。
リンキングの法則については『英語のリンキング法則5つのルール一覧と練習方法を徹底解説!”We need you!”NiziUにもリンキングが!』で詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
英語のリンキング法則5つのルール一覧と練習方法を徹底解説!”We need you!”NiziUにもリンキングが!
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日本人の英語カタカナ発音はダメなのか?
英語を正しい発音で発音する必要はあるかについて私の考えをまず書きます。
答えは、”伝わればいい!”です。
アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどたくさんの国で英語が話されています。
そんな英語を母国語とする人たちの発音もかなり違います。
その他にもインド、パキスタン、フィリピン、いくつかのアフリカの国など英語を公用語の一つとして使用している国はさらに異なる発音や、アクセントがあります。
すべてが英語なんです。
日本人がカタカナ読みした英語も1つの英語だと私は考えています。
ただ、最低限伝わるために知っておいてほしいことが2つあります。
伝わる英語を話すために大切なこと2つ
大きな声で話す
はっきりと話す
以上の2つです。
自分が日本人でない外国人の人と話していることをイメージしてください。
少しくらい理解できなくても、大きな声ではっきりと話してくれると言いたいことを予想したりすることが可能になります。
聞こえなかったり、ゴソゴソ話されるともうお手上げです。
英語ができる、できないは関係なく大きな声ではっきりと話すことを意識してみてください。
日本人ができない(苦手な)英語の発音をまず知ることが大切!
英語の発音にあって、日本語の発音に無いものがあります。
さらに、日本人が苦手にしている音というのがあります。
苦手な音を知って、意識して発音するだけで格段に聞きやすくなり、理解されやすくなります。
今日ここで紹介する音は代表的なものです。
日本人が苦手とする英語の音と発音方法
最も有名なのが「R」「L」です。
これはかなり多くの方が聞いたことがあるのではないでしょうか。
詳しい「R」「L」の発音の仕方については以下のビデオを参考にしてください。
この他にも「F」「V」「TH」「N」などは日本語には明確な音としてないか、意識して使い分けていない音です。
以下のビデオは「P」「F」「V」「B」について説明してくれています。
さらに、『TH』には有声音と無声音があります。
それについては以下のビデオをご覧ください。
英語の発音について全く学習しなかった日本人が英語をカタカナ読みすると上記の音を別の音で発音してしまうことになります。
今紹介した音が会話の中に多いと一生懸命英語を話しても伝わらないことがあります。
この他にも「H」「Y」やいくつかの母音を苦手にしています。
これを知っているか、知らないかだけでも大きな違いがあります。
子供は聞いていると英語の音の違いが分かるようになる
小学生に英語を教えるときにはこれらの詳細は伝える必要はありません。
ビデオなどを聞いているだけで小学校の低学年の子の中にはこれらの音を区別して認識し始める子がいます。
子供たちに英語のアルファベットを教えたいのであれば、アルファベットの歌などネイティブが歌っているのを聴かせる事が大切です。
『お勧めの幼児/小学生向け英語ABCアルファベットの歌4選!英語のアルファベット26文字一覧表と順番に発音する練習』でお勧めの英語の歌を紹介していますので参考にしてみてください。
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大人は発音の仕方を学習しないと正しい発音は身につかない
しかし、大人は残念ながら聞いているだけでは新しい音を学習することはほぼ不可能です。
つまり、私たちはどの口の形で、舌をどうして、どんな風に息を出すとその音が出るかを学習する必要があります。
ここまで小学校の教師に求める事はないので、今回はアルファベットの発音をできるだけわかりやすくカタカナで表記し、少しだけ解説します。
英語アルファベットの発音、読み方一覧(カタカナ/ローマ字表記)
カタカナだけでは表記は実際のところ不可能なのですが発音記号を知らない教師の皆さんのためにカタカナとローマ字表記をしていきます。
注意が必要なことを説明文にて記載しています。
アルファベット別発音、読み方のカタカナ、ローマ字表記
「A」(ei/エイ)
”エー”と単純に伸ばすのではなく、口を横に開いて”イ”の発音もしましょう。
「B」(Bii/ビイ)
こちらは同じ”I”の音が続いているので”ビー”と伸ばしても通じると思いますが”イ”の音を少し伸ばすとわかりやすくなります。
「C」(Sii/シイ)
これはカタカナで書かないほうが良い文字です。
なぜなら”カタカナ”で”シー”と記入すると”Shii”と発音することになるからです。
”S”と”Sh”の音の違いを明確に区別する必要があります。
”Sh”は静かにしてほしい時”シー”って言いますよね。
あの音です。”S”は英語圏ではヘビの音です。
もっと詳しく知りたい方は以下のビデオをご覧ください。
「D」(Dii/ディイ)
最後の”イ”の音だけ他のアルファベットと同じように気を付ければ問題ありません。
そして、”デー”ではありません。
「E」(Ii/イイ)
これまでの”イ”の音を2つつなげる感じです。
口を横に意識して広げましょう。
「F」(Ef/エフ)
この音は日本語にはありません。
”エ”は日本語の”エ”で大丈夫です。
”フ”の部分は、上の前歯で下唇を軽く噛んで息をその間から出す感じに音を出します。
詳しくは先に紹介したビデオを参考にしてください。
「G」(Jii/ジイ)
これはローマ字表記することができませんでした。
”Gii”と書きたかったのですがこれだとローマ字読みだと”ギイ”となってしまうからです。
しかし”Zi”でもないんです。
”Japan”というときの”J”の音です。
「H」(Eich/エイチ)
カタカナで書いたように”エイチ”と読みます。
「I」(Ai/アイ)
これもカナカナの”アイ”でOKです。
「J」(Zyei/ジェイ)
カタカナ読みの”ジェイ”でOK。
”ジェ”の音を出すときに口びるを少し丸めるとはっきりすると思います。
「K」(Kei/ケイ)
カタカナ読みの”ケイ”で通じます。
「L」(El/エル)
るの音が”L”の発音が日本人に難しい音です。
舌を細くして舌先を上の前歯の根元に着けて”ル”と発音してみましょう。
詳しくは先に紹介したビデオを参照してください。
「M」(Em/エム)
”M”の音は口を閉じて”ウ”という感じです。
つまり”エ”の後に口を閉じて”ム”といいます。
口は閉じたままです。
「N」(En/エヌ)
”n”は口を閉じず舌を上の前歯の根元にくっつけます。
”Enu”ではなく”En”であることに注意が必要です。
「O」(Ou/オウ)
カタカナで”オウ”と発音すれば通じます。
”オー”と伸ばすよりも”ウ”をきちんと発音したほうが良いです。
「P」(Pii/ピイ)
他の文字と同じように”イ”の音に注意したらOKです。
「Q」(Kyuu/キュウ)
これもカタカナで”キュウ”と読めば通じます。
最初の”U”の音の時に少し唇をつぼめればさらい良いです。
「R」(Ar/アール)
カタカナで”アール”と書いてしまうと実際は違い、最後は”r”の音です。
”R”の発音は先のビデオを参考にしてください。
よく例えとして使うのは”カモの鳴き声のように発音する”事です。
「S」(Es/エス)
カタカナで”エス”といえばOKです。
「T」(Tii/ティイ)
これもカタカナで”ティイ”でOKです。
しかし”テー”でないことに注意してください。
「U」(Yuu/ユウ)
カタカナで”ユウ”で通じます。
「V」(Vii/ヴィー)
ここではローマ字にはない”V”を使用しました。
なぜなら”B”ではないからです。
Vの発音ですが口の形、舌の位置はFと同じです。
ただFが無声音なのに対しVは有声音です。
つまり下唇が震えて音がでます。
詳しくは先ほど紹介したビデオを参考にしてください。
「W」(Daburyuu/ダブリュウ)
これもカタカナで書くのが難しいですね。
だた”W”が英単語の中に入ると”ダブリュウ”とは発音しないのでそこまで気にすることはありません。
「X」(Ekkus/エックス)
これもカタカナでエックスと読めば通じます。
「Y」(Wai/ワイ)
これもカタカナで通じると思います。
”ワ”の時に口を少しつぼめると良いと思います。
「Z」(Zii/Zet/ジー/ゼット)
イギリスでは”ゼット”、アメリカでは”ジー”と発音します。
アルファベット26文字の発音を発音記号が読めない方のために簡単に説明しました。
参考になればうれしいです。
アルファベットの発音の読み方を理解したら練習あるのみ
発音の仕方を理解したら、ひたすら練習して癖づけるしかありません。
一人の時など何回か意識しながら発音して練習することをお勧めします。
これを機会にもう少し詳しく発音について学習したい方は、以下の2冊をお勧めします。
最後に
本日はアルファベットの発音の仕方を少しだけカタカナを使って説明しました。
正直そこまで気にすることはないとは思いますが、年齢が大きくなってからではどうしても聞いただけでは違いがわかならなかったりします。
何度も何度も発音して練習するしか方法はありません。
発音できるようになったら書くことにも挑戦してみてはどうでしょうか。
アルファベットの書き順や練習用無料ワークシートを『【保存版】アルファベット26文字の正しい書き方、書き順一覧表(大文字、小文字)となぞり書き練習プリント』で紹介していますので参考にしてみてください。
【保存版】アルファベット26文字の正しい書き方、書き順一覧表(大文字、小文字)となぞり書き練習プリント
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これまでの英語指導の経験をすべて詰め込んだアルファベット指導方法のすべてを『アルファベット指導案・授業活動実践例全書~英語授業で使える無料学習教材・ゲームアクティビティー全集~』でまとめて紹介していますので、こちらも参考にしてください。
それでは、今日も良い一日を。
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