【重要】小学校英語(外国語活動)の授業をする時に大切なこと/英語教材、活動の選び方と例
小学生3,4年生以上の子ども達が学校で外国語活動という事で英語を学習する事になりました。
最初の1年目は英語活動をしたらよいのでしょうか。
何をどのように教えたらいいのでしょうか。
すべてが新しく、困っている教師の方も多いかと思います。
保護者の方々も、将来的には自分の子ども達には英語を話せるようになってもらいたいけどどう家庭からサポートしたらわからない。
そんな方が多いのではないでしょうか。
今日はそのような方に向けてどのように子供たちに英語を教えていったらよいか、家庭ではどのようにサポートするのが良いか紹介します。
この記事を読み終わった後に少しでも授業のアイディアや家庭で行える英語学習についてイメージが付くと思います。
1.小学校英語授業(英語活動)のテーマ選びで大切なこと、注意点
2.小学校英語活動(外国語活動)お勧め教材、アクティビティアイディア5選!
3.小学校英語(外国語活動)で教えるたい3つの学習事項
4.小学校英語4年間で教えたいこと
5.最後に
小学校英語授業テーマ選びで大切なこと、注意点
まず、小学校3,4年生以下の子ども達を対象にした授業でのテーマ、学習する事について書きます。
現在は小学校3年生、4年生にも教科書が配布されていますので、どうしてよいかわからない場合は教科書に沿って指導していくことがお勧めです。
それぞれの教科書の指導方法や教材例は以下のページで詳しく紹介していますので参考にしてください。
小学校3年Let's try1『小学校3年英語活動(外国語活動)指導・授業案・活動例全集Let's Try1』
小学校4年Let's try2『小学校4年英語活動(外国語活動)教科書Let's Try2授業案・活動例全集』
小学校3年英語活動(外国語活動)指導・授業案・活動例全集Let's Try1
文部科学省から出版されている3年生向けの英語の教科書Let's Try!1の内容を紹介しつつ小学校3年生ではどんな事を学習するのか解説するとともに、実際の授業、活動案例も紹介します。週に1時間程度、年間35時間という事で教科書の内容自体は非常に薄いです...
子供に英語を指導する際のテーマ選びの基本2つ
幼稚園や小学校低学年から将来の事を考えて英語を始めたいと考える方も増えています。その場合、まず何について教えるか考える必要があります。
当然一番初めのころは、英語の挨拶であったり、アルファベットであったり、数字であったりがテーマになると思います。
困るのがその後です。
英語を教えた経験がないとテーマ選びに困ります。
そんな方のために、私がテーマ選びで大切だなと感じていることを2つ紹介します。
- 子ども達にとってテーマが身近なものであること
- それまでに習ったテーマと関係性があること
この2つが本当に大切です。
もう少し詳しく具体的に紹介します。
子ども英語題材選びの基本1:テーマが身近なものであること
まずテーマが子ども達にとって身近で親しみがあるものであることが大切です。
つまり、日常生活の中で子ども達が習った事を使うチャンスがあることが大切なんです。
例えば果物をテーマに英語の授業をしたとします。
そのあと、スーパーへ買い物に行ったときや、家の冷蔵庫を開けたときなど果物を目にすることって多いですよね。
給食に果物が出ることもあります。
そのたびに、あっ、そういえば英語でりんごってなんていうか習ったな。
何だったっけ?と考える機会が発生します。
これが非常に大切です。
そしてAppleって呼び始める子どもも出てきます。
授業で習っただけなら1週間後には忘れてしまっています。
そのため、日常的に習った事を経験したり使うことができるテーマ選びを心がけましょう。
子ども英語題材選びの基本2:既習事項と関連があること
2つ目は1と似ているところがあり、教えていくテーマとテーマに共通性、関連性があることです。
共通する部分があると新しいテーマを学習しながら以前学習したことを使えるのでより効率的に定着していきます。
例をいくつか紹介します。
”There is/There are”という表現方法を”文房具”と一緒に学習したとします。
さらに”There is/There are”を練習したいですよね。
じゃあ、どのテーマだと使えるか考えます。
すると家や部屋についてのテーマなら練習きるなと思いつきます。
部屋の中にあるものを英語で説明しようとするとThere is/areを使いますよね。
部屋の中には当然文房具もありますので文房具の英単語も復習することができます。
つまり、家具の名前などの新しい英単語を学習しながら以前学習した文房具の英単語も使えるので忘れません。
”Have got/Has got”も同じです。
最初に家族構成を紹介する時に学習したとします。
次にどのテーマを使えばもう少し練習できるか考えます。
ボディーパーツなら使えるなとなり、次にボディーパーツを学習する単元にしたりするわけです。
単元と単元のつながりを考えることも英語を定着させるうえで大切なポイントになります。
困ったらこのサイトのカテゴリーを参考に
最後に、どんなテーマがあるのかわからない方はこのサイトのカテゴリーを参考にしてください。
これまで30近くのテーマで教材紹介をしてきています。
そして今後も増やしていく予定です。
このサイトで紹介しているテーマは英語を学習し始めた子ども達にように考えたものです。
週に何時間も英語の授業があるわけではないので、小学校3年生と4年生を対象とする場合はこの30のテーマで大半はカバーできます。
ぜひ参考に学習テーマや教材を選んでみてください。
小学校英語活動お勧め教材、活動アクティビティアイディア5選!
さて、テーマが決まったらどういう授業をするのか考える必要があります。
どんな教材を使ってどんな活動をするのかを考えましょう。
このサイトを見ていただけるとわかりますが、お勧めは以下の5つです。
お勧めの子供向け英語教材・アクティビティー5選まとめ
子供向けの英語教材としてお勧めしているのが以下の5つの教材です。
- 英語の歌
- ビデオ教材
- 英語のゲーム
- クラフト教材
- 英語劇
それではもう少し詳しく解説していきます。
お勧め子供英語教材1:英語の歌
年齢が小さければ小さいほどお勧めするのが英語の歌です。
このサイトでもテーマごと必ず英語の歌を紹介していますが、とても効果があります。
その一例として『【最強!】英語の日常生活で使える挨拶を歌いながら覚えれる子ども向けの曲3選!』をご覧ください。
子供たちに必要なのは、浴びるように英語をにかく聞くこと。
それが一番大切です。
何回か聞いた子ども達はあっという間に歌えるようになります。
英語学習用の英語の歌は年齢の小さい子供たちに人気がありあすが、小学校高学年や中学氏絵には洋楽POPソングなども利用できます。
詳しい利用方法は『【簡単】子供でも歌いやすい洋楽ポップソング(英語の歌)3選と洋楽から学ぶ英語授業実践例&勉強法!』で紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
【簡単】子供でも歌いやすい洋楽ポップソング(英語の歌)3選と洋楽から学ぶ英語授業実践例&勉強法!
歌を使った英語学習は小学生など幼い子ども達には非常に有効です。年齢が小さければ小さいほど浴びるように英語を聞いた方が効果があります。このサイトでも多くの英語の歌を各テーマごとに紹介してきました。しかし、これまで紹介してきた曲は英語を学習するための英語学習用に作られたものです...
お勧め子供英語教材2:ビデオ教材
英語学習においてビデオ教材もお勧めです。
映像というのは子ども達の興味を引きます。
家でテレビを見ている感覚で学習できます。
英語教育用のビデオが最初のうちはお勧めです。
このサイトでよく利用しているのがSteveとMaggieの物語です。
1つの物語が短くさらにその中で1つのテーマに沿って英語を学習できます。
テーマに関連する英単語を教えるときもビデオ教材が使えます。
シリーズ物の英語ビデオ教材もあります。
これらについても後日詳しく解説できたらいいなと考えています。
お勧め子供英語教材3:英語のゲーム
とにかくゲームなどの活動を通して英語を使っていくことが一番良いと考えています。
実際に英語を使う事で身に付きます。
このサイトでは色々なゲームや英語活動を紹介していますので参考にしてください。
最近ではオンラインで英語を学習できるゲームを見かけます。
これについても後日お勧めのサイトを紹介しようと考えています。
お勧め子供英語教材4:クラフト教材
何かを作ることは子ども達大好きです。
英語と聞くとちょっとという子ども達もクラフト教材をすると聞くと喜んで取り組んでくれます。
大切なのは作ったものを使って繰り返し英語を学習することなのでそこだけは注意が必要です。
お勧め子供英語教材4:英語劇
英語劇と聞くとちょっと大掛かりな感じもしますが、短い会話から始まり実際の場面を想定した会話劇をすることで子ども達の英会話力は格段に伸びます。
1分弱の会話文からスタートして最終的には大人数で10分以上の英語劇ができるようになることを目標にしています。
短い英語劇の例は『【幼児/子供向け】ビデオを見ながら真似するだけの簡単英語劇で英語コミュニケーション力を高める方法!』で紹介していますので参考にしてください。
小学校英語(外国語活動)で教えるたい3つの学習事項
テーマが決まったら、そのテーマで何を教えるかも大切になります。
子供向けの英語の授業で私が教えているものは3つあります。
小学校英語活動(外国語活動)の指導事項3つ
小学校の英語活動で指導していくのは以下の3つがお勧めです。
どの単元でも当てはまります。
- テーマの英単語
- テーマで使えるフレーズ
- 必要最低限の文法
小学校英語指導事項1:英単語
最初の一年はテーマに沿って必要最低限の英単語を学習していきます。
いきなり話すことは難しいので、単語、単語学習していくことになります。
ここでの単語数が将来違いを生みます。
果物がテーマなら、Apple, Orange, Bananaといったものです。
小学校英語指導事項2:英語フレーズ
テーマごと使える短い英語フレーズを教えます。
How are you?やGood morning.
といった挨拶から、
What is this?
What color is it?
などの短い質問とその答え方などです。
単語だけだと英語が話せるようになりません。
小さい子ども達にはフレーズを暗記してもらい使ってもらいます。
小学校英語指導事項3:最低限の英文法
文法というと抵抗がある人がいるかと思いますが、やはりルールがあるものは教えないといけません。
と言っても、子ども達には例文をみせつつ、こういう時にはこう言うんだよ。
というくらいの説明です。
小学校の高学年になると文法を論理的に理解できるようになるのですが、小さい子には難しいのでこれも例文と共に何度も言ってその表現になれることが一番大切になります。
小学校英語4年間でどこまで教えるか
これまで紹介してきた約30のテーマは私の中では1年目もしくはレベル0の子ども達向けのも教材や活動がほとんどです。
小学校の3年生と4年生で英語に親しみ、基本的な単語や表現を身に着けてもらいます。
私は1週間に3時間英語活動を行っているので、基本的な部分は一年目で終了するようにしています。
そして、2年目レベル1は少しずつ文法などの要素が強くなってきます。
自分の日常生活を英語で言えるようにする。(現在形)
それと共に、時間の伝え方や、Always, oftenなどの副詞の使い方も学習します。
他にもShouldを病気の名前と一緒に使い方を学習したり、比較級、最上級の使い方、過去形も学習します。
小学校で英語を3年生から学習し始めたら、卒業するまでにはこのくらいは学習できるのではないかと考えています。
これらの教材、活動例はカテゴリーからご覧ください。
まだ紹介しきれていない単元もたくさんあります。
今後ゆっくりと紹介していこうと考えていますので、時々このサイトをチェックしに来てくれたらうれしいです。
最後に
このブログを始めてからも1年が経ちました。
記事の方も300記事に近づいています。
最近はサイト全体を使いやすく、見やすくすることに力を入れているので、記事更新のスピードがゆっくりになっています。
今後は、これまでに紹介したテーマの補足や新しい教材や活動を追加していくとともに、新しいテーマも徐々に追加していこうと考えています。
1,2年後には小学校の英語のすべてのテーマと教材をこのサイトで紹介できるように頑張っていこうと思います。
ぜひ、皆さんのお勧めの教材とありましたらコメント欄よりお知らせいただけると嬉しいです。
それでは、今日はここまでににします。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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